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心に移りゆくよしなしごとを、教育、音声言語、認知科学、環境倫理などの視点から、そこはかとなく書いています
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自然と人工  5.語尾以外でも
母音の無声化が起こりやすいのは実は語尾に限らない。「k」「s」「t」「ch」などの無声子音にはさまれた「i」や「u」もそうだ。たとえば、「ちから」の「chi」の「i」がいい例。しゃべってみるとわかるが、ほとんど「chkara」になっているのがわかると思う。無理に「i」を入れて「chikara」としゃべってみてほしい。力が入らないのではないだろうか。つまり、母音を無声化させた方がシャープできれいに聞こえるのだ。「ちしき」はもっと極端である。無声子音にはさまれた「i」は無声化しやすいので、「chshk」のようにも聞こえる。無声化した音節が2つ続くと1つしか無声化しないとされるが実際には無声化が続く。さらに正確にいえば、chの音節にはアクセントがあるのでiは完全には消えないことが多い。   (2021.4.2  続く)

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