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心に移りゆくよしなしごとを、教育、音声言語、認知科学、環境倫理などの視点から、そこはかとなく書いています
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ロシアの話 10.ウクライナ侵攻
今年2022年2月にロシアがウクライナに侵攻した。プーチンのソ連時代の大国ノスタルジーのようである。モスクワで会った学生たちにはあまり感じることのなかった権威主義が仕事関係の中高齢者層で広く感じられた。今思えば、国全体にロシア帝国の誇りが染みわたっており、プーチンの領土拡大主義、それを支持する国民が高齢者層に多いというのが、さもありなんという気がする。ただ、若年層は、特にアメリカやヨーロッパに対抗意識を持っている感じはしんかった。むしろ、資本主義を積極的に受け入れ、楽しんでいるようにみえた。共同研究で来日していたアンドレイとは、その後もずっとクリスマスカードのやり取りをしていたが、ここ2年くらい音信が途絶えている。今、ロシア国内はどういう状況なのか、プーチンはどう見られているのか、等々多くのことを尋ねてみたいのだが、ある怖さを感じている。メールが当局にチェックされるかもしれない、アンドレイは国家圧力から本音を言い出せないかもしれない、あるいは、アンドレイがすっかりプーチンと同じ思考になっているかもしれない。いろいろなことを考えてしまい、しばらく出せないでいた。同年9月に入り、ロシアが徴兵で数十万人を動員との発表した。ますますアンドレイのことが気になり、思い切ってメールを出した。今日10月5日現在で返事はない。 (2022.10.5 「ロシアの話」終わり)
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