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心に移りゆくよしなしごとを、教育、音声言語、認知科学、環境倫理などの視点から、そこはかとなく書いています
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子供の質問にはすぐ答えてはいけない  8.推論には2パターンある
推論は結論を導くための方法である。推論には、演繹推論と帰納推論の2つのパターンがある。
「犬は動物である」
「動物は死ぬ」
よって「犬は死ぬ」。
このように、いくつかの前提から結論を導出する手法は演繹推論と呼ばれる。特に、「犬は動物である」のように大きな概念の前提と「動物は死ぬ」のように小さな概念の前提から1つの結論を導く論法は三段論法と呼ばれる。これは、古代ギリシャのアリストテレスが対話の中で推論によく使い、基盤を固めていったものである。三段論法では、集合の包含関係を表すベン図で概念の関係を表現すれば、正しいことがわかりやすい。つまり、「犬は動物である」は「全ての犬は動物である」ということであり、犬は動物に完全に包含されその前提で結論が正しいことになる。もし、「ある犬は動物である」という前提であれば完全包含とはならず、結論は正しいとは限らないことになる。  (2021.8.25  続く)

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