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心に移りゆくよしなしごとを、教育、音声言語、認知科学、環境倫理などの視点から、そこはかとなく書いています
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東と西のはざま 1.電力の周波数に泣かされる
東日本と西日本という言い方がある。その線引きにはいくつかのパタンがある。1つは地質学的境界だ。新潟県の糸魚川と静岡の富士川を結ぶ糸魚川静岡構造線である。フォッサマグナが地質学的に列島を東と西に分け、地質が異なる。その影響で生態系も文化も少しずつ異なるという。電力の周波数の違い(50Hzと60Hz)もほぼこのラインに沿っている。ほぼというのは、富士川だけが正確にラインに沿っていて、そこ以外はライン近くの県境で線引きしているからである。したがって、静岡県だけが富士川以東と富士川以西で周波数で分断されている。周波数がなぜ違うのかは、明治時代の電力会社が東京と大阪で、それぞれ異なる周波数の発電機を採用したためである。そのため、静岡県のほぼ中央の焼津というところで育った私が東京に引っ越すときには、昔は電気製品を買い替える必要があり、これには苦労した。これが、同じ静岡県の沼津から東京に引っ越す場合には買い替え不要となる。同じ静岡県内でも、焼津から沼津に引っ越す場合には買い替えが必要で、とにかくはざまの県民泣かせであった。 (2022.3.2 続く)
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