忍者ブログ
心に移りゆくよしなしごとを、教育、音声言語、認知科学、環境倫理などの視点から、そこはかとなく書いています
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自然と人工  2.田畑は自然か
大石君事件後、いろいろ考えてしまった。まず、先生というのは必ずしも規則を守る子供を良しとするわけではないということ。少し先生という職業人を見直したし、教員のあり方として勉強になった。その一方で考えたことは、花をとるという行為が褒められることなのかどうかということ。そもそも花の命を滅することもそうだが、れんげ草は休耕中の畑に窒素を施すために植えてあるのではないだろうか。その花を摘むことが褒められることなのかということ。そしてもう一つ。畑や田んぼは人間が作ったものなので、自然ではなく人工物ではないのかということ。人はよく、田舎にいって田畑を見ると自然豊かでいいと言うが、正しくない。動物園や植物園に行って自然に触れると言うが、正しくない。日立中央研究所に来訪した人々は、日本庭園を見て、自然に囲まれた研究所で仕事ができていいですねと言うが、正しくない。すべて人工物である。田畑、動物園、植物園、日本庭園は自然を人間に近づけるための人工といえる。   (2021.3.12  続く)

目次

拍手[2回]

PR
コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
プロフィール

HN:
KIT
性別:
男性
職業:
元研究者、元大学教員
リンク

P R

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
QRコード