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心に移りゆくよしなしごとを、教育、音声言語、認知科学、環境倫理などの視点から、そこはかとなく書いています
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海外カルチャーショック 9.インドというところ
音声言語関係の学会で発表するためインドに行ったことがある。出張の準備でガイドブックを読んでいると、インドではトイレに紙がないので手を桶の水で濡らしてその手で拭く、ミネラルウォーターを買うときにはフタを開けた痕跡がないことを確認する、カレーなどは手で食べる、などと書かれていて、行く気をそがれる。それでも、発表はエントリーされているので、行かないわけにはいかない。気が乗らないままガンディー空港に着いた。降りた瞬間からインドという雰囲気だ。町は何となく埃っぽい。ホテルに到着し、早速トイレを点検。なんと、質は悪そうだがトイレットペーパーがあった。少し安堵。夜はウェルカムパーティがあるので、荷物だけ置いて会場に向かった。想定通り、食事はカレーだった。カレーといっても日本のものとは全く違い、とにかくゆるい。それでも種類が多く、見ているだけでも面白い。出されたものにはフォークが添えてあって、多くの人はそのフォークを使って食べていたが、現地の大学の先生方は、手でカレーをすくってごはんと一緒に食べていた。発表も無事終わり帰国の日。夜のフライトになってしまったので、思い切ってタージマハルに行くことにした。ちょうどタージマハルまでを往復するタクシーツアーがあったので申し込み、早朝にデリーを出発。高速道路を4時間走るのだが、窓からの光景は驚きの連続であった。まず、びっくりしたのは、高速を牛や馬が走っていたこと。さらにはラクダも。途中渋滞とかで車が止まった。窓の外を見えていると、サルを連れた爺さんがやってきて車の横に座り込み、壺の前で笛を吹き始めた。すると、何とコブラが壺から出てきたのだ。ずっと昔、テレビで見たことがあるが、現代でもそういう芸があったのだ。あっという間にコブラが引っ込むと、金をよこせと言う。最初は知らん顔をしていたが、窓ガラスをたたくので、ルピーの小銭を渡した。すると、タクシーは出発。やっと到着したが、たくさんの人がいるにもかかわらず、タージマハルは見えない。ところが、入場料を払って門をくぐると、そこにはまばゆいばかりの白亜のタージマハルが。その圧倒的な素晴らしさにみんなが声を上げている。これほどの素晴らしい光景はいままでに見たことがない。あっという間に1時間が経ち帰途に。帰り道でまた驚いたのは、高速道路を、サリを着た女性たちや子供が頭に壺を乗せ長い列になって歩いていたのだ。これも不思議な光景であった。 (2022.1.8 続く)
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